2007年 04月 05日
図書館で借りてきた本を読んで

昨日、図書館で3冊、本を借りました。
一冊は
「奄美もの知りクイズ350問」(南方新社)という本。
今読んでいるところですが
著者の蔵満逸司先生(以前名瀬小学校に赴任)は
本当に奄美のことを愛していたんだなあというのが伝わってきます。
好きというレベルではない、愛だと思う。
三択問題が中心のクイズ本ですが
解説が非常に丁寧で、この島々を知るにはいい本だと思います。
ナリムチとかサンガツサンチの習慣とか、
そんなのあったなあフムフムと読んでます。
一方で、島の音楽ネタとなると、意外に生活の中に浸透していないせいか
全く知らないし、読み飛ばしています。
ライブなどの生演奏に拘りがないから興味が移らないのかもしれません。
香川や福岡のように盛んに路上をやってくれれば、と思うのですが・・・。
島社会の陰部分、
例えば役人至上主義とか選挙とか某団体の異常なシェアとかシングル率、など
本当に知りたいところはもっと別なところにあります。
さすがに出版は難しいかな、と思っているところですが・・・

山田 誠 / / 九州大学出版会
これも借りました。
実は、こちらのほうが、
「陰部分」を含んだ実情に焦点を併せていて
読み物としては興味を引くものがあります。
具体的な部分はしっかり読んでないので省略しますが
特に出産育児を含んだ家族研究は
現地調査の姿が非常に分かりやすく掲載されていました。
こういう本こそ、論文ぽくない、やわらかい名前となって
安価で広く読まれるといいのだけれど、と思いました。
あともう一冊借りた「バカの壁」はひどかった。ベストセラーって信じるもんじゃないな。
(写真は名瀬港、1月ごろ)