2006年 01月 24日
里の秋
お背戸に木の実の 落ちる夜は
ああ 母さんとただ二人
栗の実 煮てます いろり端
明るい明るい 星の空
鳴き鳴き夜鴨の 渡る夜は
ああ 父さんのあの笑顔
栗の実 食べては 思い出す
さよならさよなら 椰子の島
お舟にゆられて 帰られる
ああ 父さんよ 御無事でと
今夜も 母さんと 祈ります
*
小説にせよ歌にせよ
家族モノが好きな私ですが
この歌は、いろいろ思い出もあって(ウタゴエ部とか。ガッコブログで書くかも)
特に印象深いものがあります。
1945年の歌ですが、戦地からの引き揚げにちなんだ内容だと、今知りました。
当時、この歌を響かせた
川田正子さんが、22日お亡くなりになったとのこと。
天の上でこの歌を聴いた「兵隊だった父さん達」が待っていることでしょう。
ご冥福をお祈りします。
実は戦争の歌だったっていうの、けっこうあるんですね。
この頃は童謡もよく歌いますが、同じ曲ばかりだと私も飽きるので
「モズが枯木で」とか「さとうきび畑」(童謡じゃないかな?)とかも
歌ってしまいます...(^ ^;)
私はなぜか3番まで覚えていた、ということは
歌ったことがあるのでしょう。きっと。
そういえば童謡のCD、集めてたなあ。
アレ残ってるかな>私信、のりおサン
グリーングリーンも戦争の歌だって大人になってから知った。
あの曲、元々はアメリカのフォークなのですが
父と子の対話と別れを描いた日本語訳(片岡輝・作詞)は
原曲とは違うらしいです。
しかも、ドリフターズ加藤茶バージョンまであるんだって。
こっちはなかにし礼の作詞。