人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

OuiOui

京都府立大学

 「もう少し真面目に要領よく勉強していればみんなが羨む大学とか行けたかもしれんね俺だって」とか言うと「マヌケな馬鹿が何言う」と返されて終わるんですが、そんな僕でも背伸びしていいとこ受験しちゃろうと真剣に思っていたときがありました。
 理数系がからっきし駄目だったので高2の早いうちから文系3教科(国・英・社)に絞って、受験できる学校を探していました。そうなると殆ど私立しかないのですが、少数ながら国公立(センター試験含む)の受験が可能でした。あの東大も後期試験は3教科でいけたやつがありました。満点がボーダーラインだろうけど。

 3教科で国公立OKという学校に、京都府立大学がありました。文学部史学科。これにはときめきました。京都で、国公立で、歴史を勉強できて、3教科で!!当時受講していた通信講座で、在学生がどんな学校かを教えてくれる情報提供サービスがあって取り寄せたところ「小さい学校だけど真面目でのんびりした雰囲気」とのこと。地味好きな俺にはピッタリじゃないか・・・自分の成績のことなんか放っておいて「俺は京都府大に入るんだ」と思い込み、進路を定めました。
 ・・・政令指定都市の公立大学の難易度を舐めていました。しかも直前まで。センター受験後、新聞で知ったボーダーが得点率88%(440/500)。小さな学校で真面目でのんびりした雰囲気なくせに能力努力はスペシャル級。ああこれは僕浪人しても無理だわねと諦めました。ちなみに僕は78%。平凡。
 ここまで書いておいてもう一度遡るのですが、高2直前の春、「大学入学を控えて自宅で犬と戯れる僕」みたいな散文を書いて一人ニヤニヤしていました。当然京都府大合格&入学が前提。志は高かったのかもしれませんが、それだけでした。
 やがて地元の私大で冴えないキャンパスライフを送っているうち、高校の後輩が京都府大に入学したと知って「ええっあいつアホそうに見えてそんな凄い奴だったのか・・・」と、羨望と自分の至らなさを改めて痛感した次第。みんな頑張ってたのね。

 これらはすべて30年以上前の出来事で、試験制度や大学の構成なども全然違っているはずです。それでも、現在も京都府立大学の学生さんはしっかり勉強されつつ、時々近くの府立植物園でボケーっと歩いていたりするのかなあ、と勝手に想像してみました。

名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by OuiOui1974 | 2025-02-04 18:34 | 今までのまとめ・回想録 | Comments(0)

常に出来心

by OuiOui1974