だらしなくて弱い僕だって歌い続けるよ

　月曜日の午前、どうも身体が重く感じて（太ったとかそういうことではなく）だるかったです。

　休日の寝不足が祟って、午後9時過ぎには寝て起きたのは午前5時半ですから結構寝たはずなのに回復には至らず。風邪の症状は一切無いのでいつも通り出勤はして仕事するふりだけはしましたが、目が閉じるというかシャキッとしないというか。上半身が特に重く感じたのでうつ病の症状に似てるなあと僕自身は感じていました。それでも昼前には腹が減ったし嫌々ながらも仕事は片づけたしで、午後は通常運転で乗り切りました。

　天気が悪くて寒いとどうしても身体が縮んで、低調にはなります。身体を温めるしかないかな。

　先週テレビ（NHKのBS）でサカナクションの山口一郎さんがうつ病に悩みつつ曲作りをする姿が出ていました。うつを抱えながらの重苦しい表情や、椅子に前のめりでへたり込む山口一郎の姿を見て、ああ自分もこんなんだったかなあと振り返ったり妻と話したりしていました。

　ブルーレイのライブ盤を買うぐらいだから僕はサカナクションやら山口一郎が好きな方で（しかも中日ファンだでよ）、余計に大丈夫かなあ、無理はしてほしくないけど本人は色々もがいちゃうんだよなあと思い巡らしていました。

　特に接することの多い周りの人たち（バンドメンバーやスタッフ、知人友人など）は複雑な思いを発していました。特にエジ（ドラムの江島啓一さん）。スタジオに中々顔を出さない山口さんに憤りを隠せず、「・・・そんなこと思っちゃいけないんだけどね」と付け加える。そのエジも復活ライブで泣いてしまっていて、こっちもグッとくるものがありました。

　バンドメンバーには結成当時と違い所帯を持っている人もいて、山口さんを気にかけつつ「自分たち（の生活）も守らなければならない（ベースの草刈さん）」という本音を発していました。僕自身、先述の「椅子にへたり込む山口」を見て、ため息が出たし、ああ、うつ病って自分だけでなく周りの気持ちも重くしてしまうのかも・・・と思いました。

　僕もいつかまた、キツめのうつ病に罹ってしまうかもしれません。いろんな「気持ちの逃げ道」を持てていればいいのですが、かつては沢山用意していたはずの切り札を全部使い果たして闇に落ちました。

　生きてりゃ色々あるわな、と思いつつ、一日一日を丁寧に過ごしていきたいものです。