1月7日・8日で、奈良市を訪れました。奈良は2003年(平成15年)に東大寺に行って以来、20年ぶりとなります。
奈良というと以前は「京都に比べるとアレ」「茶色い」「花粉症の聖地」など、ろくなイメージがなかったのですが、7年前に模型の「薬師寺東塔」を作ってから、どうしても行きたい場所に心変わりしました。作ったのに見に行けないんじゃ悲しいと思って。
その薬師寺東塔も2009年から2020年の長岐にわたって解体修理が施されていて、コロナ禍も重なって見に行く機会は阻まれていました。今回は悲願。
薬師寺は、白鳳時代の創建当時から残る東塔に加え、昭和、平成の期間に伽藍が復興されました。上の写真、左側にある金堂は1976年(昭和51年)建立。
1981年(昭和56年)に再建された西塔(さいとう)。金堂、西塔などは、法隆寺の専属大工でもあった西岡常一棟梁が手掛けたものです。西岡さんの著書でもある「木のいのち 木のこころ」を今読み返しているところですが、千年後も残る建物を作るためにどれだけの思いが込められているのだろうと想像するばかりです。
東塔・金堂・西塔がいわゆる薬師寺のイメージみたいなところがありますが、歩いてみると結構広大なスペースです。デカい建物もあります。大講堂とか食堂(じきどう)なんか、体育館ぐらいあるんじゃないか。
これは大講堂。2003年再建。一番新しい食堂で2017年(平成29年)。ちょうど僕が東塔の模型を作った年だ・・・。
薬師寺は近鉄の西ノ京駅に至近、すぐ入口でした。さっきも書いたけど大学のキャンパス並みに広いので全部回るのは大変です(実際、僕は回れなかった)。次は薬師寺一択でコンプしたいものです。
こんな最後なので見る人いないだろうけど、僕が作った東塔の模型もひっそり貼っておきます。