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2023年を振り返る(3)読書

昨年から、読書量が僅かながら増えました。
ピークだった2012年・2013年(あの頃はたぶん週に3冊くらい読んでた)に比べると
まだまだ少ないですが、それでもこの1年で70冊くらいは読めたんじゃないかな。
飯田駅前図書館(帰り道にある)でロッカー貸出ができるのが
本当に大きいです。制約はありますが、本を手にする機会が増えました。

ある日の新聞の意見欄(老人のボヤキ)に
「借りた本を読んで面白いと思ったら購入するようにしている」とあって
ジジイその通りだよさすがだなと思って、実践しています。
それまではジャケ買いみたいなことしてて失敗が多かったので・・・。
とはいえ、最新刊は図書館に入るのも時間がかかるため、
多少の博打はするようにしています。
できれば、都会にあるような大きな書店で手に取って選べればいいのですが・・・
10月に久々に(名古屋駅前の)ジュンク堂に行って、そういうことができたのはラッキーでした。
書評を見てAmazonで買うことも多いですが
図書館にある本なら、借りてからにしなきゃなって思います。

そういうわけで色々な本を読んで楽しみましたが
その中で、いわゆる「名作」(≒古くからある本)はそんなに多くなくて
まあ今更むかしの小難しい文章を読みたいと思えないから必然的に少なくなるんですが
そのなかで
カフカの「変身」、高野悦子の「二十歳の原点」、デュマの「モンテ・クリスト伯」といった作品に
触れることができたのはよかったと思います。時代関係なく興味深く読めました。


もともと僕は本を読むことが嫌いで
読書家の方のような「寝食を忘れて貪り読む」ことができません。
1日で50ページぐらいがだいたい限界。めんどくさくなるんだよね。
たとえ小説で盛り上がる場面でも、「あーあもう200ページかぁ、ここでやんび」みたいな
区切り方を平気でしちゃいます。今まで読書が続かなかった所以の一つ。
最近は「昼休みの暇つぶし」から読書をする時間を取るようにしていて
それで少しずつ本を読むようになりましたが、
マンガと違って、活字は飽きるんですよね。低能な物言いでスマン。
余談ですが昔、飛騨高山の小さな本屋でフランス書院の女教師モノ(ようするに官能小説)を買って
帰りの特急ひだの車内で読んでいましたが、あのくらいですかねえ興奮して本を読んだのは。充血モノでした。

娯楽が溢れまくっているなか、書籍なんて情報の吸収が無茶苦茶悪くて
僕もスマホいじって遊んでるほうがよっぽど楽しいだろうとは思うんですが
それでも、本の触った感じとか、活字から浮かんでくる世界が
なかなか、「読書なんてだっせえな」とまで思えないんでいるんですね。
ある意味マゾなのかもしれん。

来年も本を読んでるか、分かりませんが
知りたい物語、知りたい世界があって
それがインターネットでは伝わらないのだったら
やっぱり、本棚を眺める日々はもう少し続くのかもしれません。

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by OuiOui1974 | 2023-12-14 20:54 | 今までのまとめ・回想録 | Comments(0)

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