2023年 02月 04日
税務署でバイトくん(後編)税務署の職員ってタバコ吸ってばかりよね今も昔も
今でも年末調整に合わせた税務署の短期バイト募集はやっているようですね。
インターネットの評判を見ると必ずしも気楽な仕事とは言えないようです。おそらく個々の税務署の雰囲気に左右されることもあるのでしょう。
僕が経験したときは(四半世紀も昔ってこともあるかも、ですが)きつい雰囲気を感じ取ることはありませんでした。
2月中旬から岐阜県内のT税務署に転属しました。時期もあってK税務署のときよりはピリッとした感じではありましたが、仕事の内容など、今までとそんなに変わらないようだったのでスムーズにとりかかりました。
ただ、ここの課内では作業中一緒にいた女子とずっと喋っていた気がします。年は違いますがどうやら共通の知り合いがいたことと、その女子がもともと喋り好き(そして僕も調子に乗る)だったからだと思います。さすがに課長にこっぴどく叱られて、それ以降はおとなしくしていました。
あと、K税務署に比べて男性職員の割合が高かったのに加えて、同年の職員(高卒から入職されてた方)が3人くらいいて、なんか知らんが意気投合して最後の方は村さ来で飲んでカラオケまで行きました。バイトにも男子がいて、そんなに話していなかったのにやっぱり飲み会で仲良くなって肩組んで歌っていました。その後の付き合いが全く無いのが悲しい。
前年まで勤めていたバイトでは結構給料をもらっていて、学生としてもらいすぎか?と不安になって、ある日職員に「これってまずいですか」と前職の源泉徴収票を持って行ったらちょっとした騒ぎになり、結局うちの父親の扶養控除取消+追徴課税というとんでもないことになりました(父は僕の収入を知らなかった)。すっごい大バカだと今でも思います。バイト先にも通報が行ったかもしれません。色々悪いことしたなあ。
T税務署でも何度か昼食をご馳走になったし、なぜか3月15日の申告が終わったあと御礼の菓子までもらいました。今はこういう習慣は無いと思いますが、当時はある意味至れり尽くせり、でした。
このバイトをしている間に大学の後期試験の結果発表があり、なんとか卒業でき、就職先の初任地にも挨拶して、いよいよ社会人になる時期を迎えました。バイトは3月20日くらいまで(他の短期の方より少し早く退職)でした。お世話になった職員に挨拶。特に僕を叱ってくれた課長には「これから仕事は大変だけど頑張ってくれ」と労いの言葉をいただきました。
長い月日が経ち、やがて税務署とは「時々やり合う」間柄となりました(課税部門が異なりますが)。今でこそお堅い役所、というイメージはありますが、バイトという身分のときは割と牧歌的な(そして人間臭い)雰囲気の中にいました。
毎年2月、税務署に行くと、担当職員が新規バイト隊を連れて署内を案内するシーンを見かけます。今お世話?になっている税務署に何かしらの用事で出向いた際、バイト隊を見て「ああ、昔の俺だわ」と思い出すかもしれません。
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しんいち
at 2023-02-05 16:24
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自分の同時期のことも思い出して楽しく読ませてもらいました。自分も役所勤めですが、色んな要因は思い当たりますが、のんびりした役場の雰囲気は、殆どなくなり過酷な環境になったと感じます。だけど今後は定年が65歳に伸びるし、まだ先は長い(^_^;) 。 置かれた環境で頑張るしかないと思ってます。 コロナの方は症状がほとんどなくなりました。
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OuiOui1974 at 2023-02-07 17:36
コロナ軽快してよかったですが、どうかお大事になさってください。役所仕事って昔は安定とか定時勤務って考えられていたけど、いつだったか夜明け前に県の地方事務所を通ったら照明がついているフロアがあって、もしかしたら仕事をしていたのじゃないかとか考えてしまいました。市ホームページの要望投書コーナーを見ると市民が好き勝手書いてるけど、ああいうのを相手したりとか、サービス業としてかなり過酷な仕事なのでは、と察します。
by OuiOui1974
| 2023-02-04 20:31
| 今までのまとめ・回想録
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