美術館へ行こう

飯田市美術博物館で9日から開催している

菱田春草没後110年特別展に行ってきました。

代表作「黒き猫」「王昭君」などが見られるよい機会でした。

36歳の若さで亡くなってしまった春草ですが

横山大観とインドへ訪れた際の話、

「朦朧体」などと揶揄されながら新しい遠近法に挑んだ話、

眼と腎臓を患い、筆を動かすのも苦労しながら描き続けた話など、

作品を取り巻くエピソードを知ることができたのがよかったかな、と。

最近は一人の美術家に絞った展覧会を見に行く機会がなかっただけに

僕なりに（わずかだけど）春草に近づけたような気がしました。

春草が飯田出身だったので見る機会を得られたのですが

普段は、そこまで著名な作品をこちらで見るのはかなり難しいです。

色々見に行くなら、県内よりも名古屋のほうが機会が多そう。

そういう意味で、早くコロナなどを気にせずに出かけられたらいいのに、と思います。