さきにtwitterでUPした際、もうこれは松本城とは言えない、ということを書きました。
どういうことかここでも報告します。くそ長いよ。

正面の庭。かなり入れ込んで作ったように見えます・・・が、完全なる創作。
実物は綺麗に整備された庭があったはずです。
こっちは家庭菜園。ミニトマトとズッキーニが採れまくる。
まあ、このぐらいならさほど驚かれないだろう。問題はこのあとだ。

左側に配置された人形をみていただきたい。竿を持っているのが分かるだろうか。
また、お堀の水が南国チック。
エメラルドブルーの堀を取り巻く太公望たち。
近くに寄ってみると、
泳いでる連中がいる。露天風呂に見えなくもない。
どちらにしろ、堀だ。
橋にも釣り人が。そして、針に引っかかるかもなど微塵せず泳ぐ人。
滅茶苦茶であーる。
桜が咲き誇るなか、堀の水の流れに身を任せる人々、そこへ糸を垂れる厚着の釣り人。
これ、城マニアや歴史家(あと松本市民)が見たら怒るんじゃないかな・・・。

・・・まあそういうわけで、混沌とした状況(ツマも言ってた お前の模型は気狂いしてる、と)です。
建物としては、思ったよりは破綻せずに出来上がってホッとしています。
俯瞰した図。これが正面側で、

これがお堀側。
(自分用に)少しだけ堀の制作メモを入れておくと、
①堀部分に砂利を敷く
②そこにグロスポリマーメディウム+水色絵具を混ぜて注ぐ
③さらにグロスポリマー+クリアーブルー/クリアーグリーンの絵具をそれぞれ混ぜる
④ ③を筆でちょいちょい塗っていく(固まってくるので微調整する)
・・・など。実際には②のときに大量にグロスポリマーを堀に入れてしまい
浸み出してしまって一時期大変なことになりました。
苦労した割には出来が悪い。ジオラマ製作家の方に怒られそうだ。
今回やたら怒られそうなモノを作ったな・・・。
あと、外に置いた際、日差しが強くて乾燥したせいか
屋根瓦が縮小してしまい割れ目がどんどん出ました。木って本当に難しい。
平等院のときのように、下地板があると作りやすいのに
こいつは屋根でさんざん泣かされました。下手糞に作ろうと思えばいくらでもできる。
・・・と、散々悪態をついてきましたが、約半年かけて作ってきた松本城もようやく終了。
今朝までゴチャゴチャしていた外構制作現場も、雑用具を片づけるのみになりました。
傍らで見てほほ笑む小谷美紗子(の記事)。この人鼻以外小さいですね。昔よく聴いた。
まだ少し改良点はありますが、いちおう連載?としては終わりです。ありがとうございました。
全く参考にならないと思いますが、
ご覧になった方のうち「ワシのほうが上手く作れる」と
モチベーション向上に役立てられたら幸いです。