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落語とクラシック

 Apple Musicで落語を探してみました。そんなのあるかwwwと思うだろうけど、あるんですねえ。
 僕は落語について殆ど無知で、「笑点に出てるカラフルなおっさん達が一人でやっているやつ」ぐらいにしか思っていませんでした。
 イメージとしては「古くさい」「時代劇とコメディの融合」「枕(冒頭のトーク)以外は退屈」「爺の大真打じゃないと聞けない 若い噺家のはつまらん」・・・など、ろくな評価をしていません。

 無難だろうというところで桂歌丸さんを選んで(アップルミュージックには"ESSENTIAL「桂歌丸」"などというセレクトがある)、「井戸の茶碗」という古典落語を聴いてみました。
 思ったのは、なんと耳に心地よい話(噺)ぶりなんだろう、と。かなり落語を舐めてたね僕すみません申し訳ありませんでした。爆笑!というわけではありませんが、一人芝居の巧さとか間の取り方とかが絶妙。今回映像なしで(あたかもラジオ番組を聴くように)落語を楽しみましたが、どうだろう、テレビなどで見てると扇子を小道具に使うなど何かと小芝居のきいたことをやっている感じですよね。

 落語って、クラシック音楽の演奏と似ていると思います。さっきの「井戸の茶碗」もそうですが、昔から続く定番噺があって、いろんな噺家が演じている。比べたことはないですが当然噺家によって演じ方も変わるんでしょうね。歌丸師匠がやったのを円楽師匠がやることもあるだろう、その違いを楽しむのも面白い・・・とか。ラヴェルのピアノ曲「水の戯れ」なんか、演奏者によって全然違うもん。漫才(コント)だと、同じネタを違うお笑いがやることは(ほとんど)ないですよね。音楽だとカバーという形でいろんなミュージシャンが同じ曲を演奏することはあるけれど。

 なにせ、落語に関しては本当に何も知らない、だからこそ触れる楽しみが無限大。いろんな演題に、触れてみたいと思います。


これは落語家ではないけど、竹山隆範さんの「子別れ」。僕は好きだ。

Commented by しんいち at 2021-01-11 19:02
私は五代目 古今亭志ん生が好きで、全集のCDを持っています。祖父と同居だったためか、NHKのAMのラジオ番組が子供の頃から耳に馴染んでおり、「ラジオ名人寄席」など聞くうちに志ん生の落語が好きになった感じです。
 分野は違いますが、横山やすし・きよし、爆笑問題の漫才なんかも好きですけどね
Commented by OuiOui1974 at 2021-01-12 16:30
僕もわりと昔のものが好みですが、しんちゃんはさらに上を行く感じですね・・・レタリングシートを貼ったオリジナルカセットを赤いラジカセで聞いてたりしないかな。
YouTubeで「井戸の茶碗」の古今亭志ん生の5代目と6代目を聞きました。6代目は駄目でやっぱり5代目がいいという意見が見られました。6代目がどうこうは正直よく分からんかったけど、5代目は確かに上手だなって思いました。志ん生ってどうやって読むのこれ??しんなま??しんしょう??
Commented by しんいち at 2021-01-12 18:45
NHKラジオで「しんしょう」と紹介されているので、そう読むと思います。ここ数年聞いていませんが、また久しぶりに聞きたくなりました。
Commented by OuiOui1974 at 2021-01-14 07:22
ご指摘ありがとうございました。笑点以外の落語家について知らない人がたくさんいるので、僕もこれを機に拝聴したいと思います。
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by OuiOui1974 | 2021-01-10 17:20 | 目に付くものを見て | Comments(4)

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