唐突ですが、1989年(平成元年)のオリコン年間チャート シングルトップ10はこういう風でした。
1「Diamonds」プリンセス・プリンセス
2「世界でいちばん熱い夏」プリンセス・プリンセス
3「とんぼ」長渕剛
4「太陽がいっぱい」光GENJI
5「愛が止まらない」Wink
6「恋一夜」工藤静香
7「淋しい熱帯魚」Wink
8「嵐の素顔」工藤静香
9「黄砂に吹かれて」工藤静香
10「涙をみせないで」Wink
ものの見事にプリプリウィンク木村の嫁の寡占状態。坂・EXILE・嵐ばっかりだと批判の多い昨今のランキング状態ですが、なんだ昔だって同じだったんですね。
ちなみに同じく1989年のアルバムランキングに名前の挙がっているのは、上記のほか「松任谷由実」「久保田利伸」「中森明菜」「TM NETWORK」「杏里」「BOØWY」「ハウンド・ドッグ」など。中森明菜って89年でも人気あったか??と思ったけどベスト盤でした。
この頃はバンドブームもあって、ブルーハーツだのジュンスカだのジギーだのが飛んだり跳ねたりしていました。いわゆるJ-POP直前、の頃。
当時高校1年生だった僕は、プリプリとかWinkは聴かなかったし、ユーミンとか久保田利伸くらいはチャンネルを変えずに聴く程度でした。バンドブームの人達は(友達の影響もあり)最初は聴いてみるものの、タテノリと煩いのについていけませんでした。
そんな僕が聴いていたのは、覚えでは「戸川純」「パール兄弟」「PINK」でした。PINKというのはピンクサファイヤではなく、福岡ユタカ・岡野ハジメ・ホッピー神山らがいたバンド(88年に活動休止)。どうしてこの人たちの音楽を聴いていたのかよく分かりません。コンピューター的、電脳空間的なものが好きだったのかな。戸川純はむしろレトロかも(のちの椎名林檎に通じるような)。
他には「PSY・S」「種ともこ」「P-MODEL」も聴いていました。P-MODELは好きで聴いていたわけではないような気もしますが・・・。
高1だった頃聴いていて、30年以上たった今もまだipodに入れて頻繁に聴いているのは、サイズとTMネットワークでしょうか。サイズは全アルバムが入っています。昔も今も機械的なリズムや音色を刻む曲が好きなのは変わりません。
J-POPだったりコムロだったり渋谷系だったり娘。系だったりで、その後もいろんな音楽が蔓延りますが、これから10年20年先も聴き続けたい曲が残ればいいなと思います。