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OuiOui

Iターンは夢か幻か

Iの悲劇

米澤 穂信/文藝春秋

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米澤穂信さんの著作を読むのは初めてでした。
あまり書くべきことではないですが、
この作者とある時期に同じ職場にいたことがありました。
支店は違ったけれど。

角川によくあるラノベ作者?というイメージが強くて
読むのをためらっていたのですが
最近は一般的な小説も多いとのこと、
そして新聞の記事に興味を持って
この「Iの悲劇」を手に取りました。

無人だった山村への移住促進に取り組む市役所職員の苦闘を描いたものです。
良い意味で読み易く、短編がうまくつながっていて
読書から離れがちな僕でも面白く読めました。


地方に人を留め続ける、または人を呼び込むことが
この国にとって重要なのか、無駄なことなのかを問われる内容でした。

大都市圏の方が、地方交付税交付金を受ける自治体を負担に思うのは当然だし
人口が激減する自治体が移住促進に取り組んだところで
本当に活性化されると思ってやっているのか、など思うところは尽きません。

一方で、自己実現、自己同一性を求めて都市部から移り住み
生き生きと暮らしておられる方、
または移住生活に憧れる方、
そういう方々の願いを受け入れる社会を否定されてはならない、
かつて離島移住を経験した僕がそうであったように、と
思うのは自然なことです。

でも今は・・・小説にもあるように
田舎の山村は「深い沼」なのかもしれない、と。
国の人口が(大都市圏であっても)どんどん減っていくなか
それでも田舎に呼び込む移住促進にお金を費やす意味はあるのだろうか、と
思えてなりません。淋しい考え方ですが。

もともと移住生活を綴っていたこのブログですから
ある程度、この話は根を張って、これからも書いていこうと思います。

Commented by しんいち at 2020-01-04 18:30 x
田舎では森林の荒廃や耕作放棄地の増加、都会でも空き家の増加、と各地で空洞化と言いますか、日本という国の状況が変わって来てるのかなと感じます。隣人のことも何も知らない、地域コミュニティの希薄化問題もあるし、自分が高齢になった頃はもっと生きづらい世の中になってるのでは、その頃には自分の体も悪いかも知れない、頼る人もいるかどうか、コミュニケーション力も低いし、、など漠然と不案になることが時々ありますね。今から考えたって仕方ないとよく言われます。
Commented by OuiOui1974 at 2020-01-05 09:15
少し前から思うんだけど、少子高齢化を免れることができない以上は、老人ばっかになっても共生できる社会を目指したほうがベターなのではないかと思うんです。働くことや日々の生活・健康の維持、移動手段など、せめて80代までなら自分たちでなんとかできるように・・・これはもう、自治体行政に頼っていては駄目じゃないのかな。高齢化への技術援用と、老後の自己防衛が、とりあえず僕らが死ぬまでのカギになるんじゃないだろうか、と思っています。
Commented by しんいち at 2020-01-05 10:49 x
移動手段といえば、自分の仕事で自治体運営のコミュニティバスの担当をさせて貰ってますが、運転免許返納者がどんどん増える一方、いつまでも自分らしく暮らすために気兼ねなく外出もしたいという多様なニーズに応えるには、旧来の路線バスでは限界があると強く感じていますね。『使い勝手が悪い』と日々苦情を利用者や議員のかたから貰っていますから。 民間事業者の参入を得て乗り合い小型車両など、違う道を探る動きが始まっています。
Commented by OuiOui1974 at 2020-01-05 14:27
全てのコミュニティバスがそうだとは言い切れないけれど、配慮が過ぎて停留所が多くて目的地への所要時間がかかりすぎているバスがあるように感じます。受託事業者も採算度外視で参加しているだろうし・・・。
そもそも、いくら事故が多いからと言って、老人から車を奪う流れには絶対おかしいと思います。自動運転を含めて、ジジイが乗ってもリスクが低減できるような車の開発・補助制度の導入を、メーカーや関係省庁には進めてほしいと思うのですが。
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by OuiOui1974 | 2020-01-04 08:29 | 目に付くものを見て | Comments(4)