2019年 11月 09日
善と悪は、足すとさらに悪くなる
この漫画の中で
主人公(保護司)が
「いい所がありながら、悪い事ができるのが、
一番タチが悪いと思います」というセリフがあります。
善悪のバランスがどちらに加重されているか
人それぞれだけど、
どの人間にも持ち合わせているのは、確かだと思います。
いい所がありながら悪い事ができる
罪を犯す人ってだいたい、そうであるような。
*
このブログでときおりミュージシャン(だった)小室哲哉のことを書きますが、
彼が在籍していたTMネットワークの「STILL LOVE HER」という曲、
YoutubeでUPされていた分のコメントの中で
「こういう曲を作る人は本質的に悪でない気がする」
というものがありました。
そのコメントには本当に同感で、
人の優しさ、率直な感情がにじみ出ている、
彼(小室)の偽らざる思いが歌になったんだろうと思いました。
しかし一方で
僕が知っている小室哲哉は
ちょっと稼いだかと思ったら天狗になり
何度も女性と交際しては別れ、泥沼の騒ぎとなり
お金をめぐって人を欺くなど
音楽とは違い
ぐうも出ないほど畜生極まる野郎だったわけで、
やっぱり人間の本質なんて
どんなもんだか分からないと思わざるを得ません。
そういえば
「人の心の深みを読み取る度量と
人の心を平然と踏みにじる冷酷さという
互いに矛盾する人間性を共に内包している」
というのは、海原雄山だったか。

これは単に狂人なだけかもしれんね。

小室哲哉が本当は善人・悪人どちらなのか、不明ですね。バラエティ番組で紹介されるエピソードを見ていると、根は良い人なのかとも思えますが…。でも、「根は良い人」が褒め言葉ではないことを最近知りました^^; 私はまだまだ人を見る目が全然養われてないとかんじます。
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腹黒いのに外ヅラのいい奴もいれば、あまりにも自分に正直すぎて無神経な物言いをする奴もいて、我々は何を信じて人と接したらいいのでしょうかね。美術や音楽といったものは本人の人格とは必ずしもリンクしませんが、それでも嫌なやつの表現だと思うと・・・素直には受け取れないかなって思います。
by OuiOui1974
| 2019-11-09 16:29
| 目に付くものを見て
|
Comments(2)