2015年 03月 21日
10年前の記憶:緑潤う、やよい頃の奄美
このブログ、ついに開設10年を突破しました。
10年経ったらそろそろ店じまいかしらねえと思うこともありましたが
あんまり閉める理由も無いのでとりあえず延長で頑張ります。
まあそんなに頑張ってないけどなw
*
ふたたび10年前に戻ってみます。2005年(平成17年)の3月。
奄美大島にいました。
この写真(ミニチュアっぽくしてありますが)がちょうど3月20日です。ほぼ10年前。
旧名瀬市のおがみ山から撮ったものです。
もう少し全体像で行くと
こんなふうでした。港の少し奥にある立神岩が懐かしい感じ。
港町って感じだなあと思います。信州にいる現在からは想像しがたい風景。
奄美ではヒカンザクラが2月上旬まで咲いていますが
ソメイヨシノのような桜はほとんど見かけません。
3月にもなると初夏と見紛うような若葉の色が出揃います。
随分暖かい。杉やヒノキも無いから花粉症とも無縁。素晴らしい!(と今は思う)
この頃は当時受けていた職業訓練も終わりに近づくと同時に
再就職活動も並行してやっていて
事実この10日後に鹿児島本土に行き採用試験を受けています。
その、行くときの写真がこちら。
3月31日の夜、名瀬港から出る鹿児島行きのフェリーから撮ったもの。
ご覧のとおり賑やかですが
ちょうど年度末最終日、転勤等で島を離れる方(学校の先生とか)の見送りと重なったんです。
きっと今、これから奄美、鹿児島では同じような風景が見られるはず。
僕はこの2日後にまた奄美に戻る身だったので高見の見物(というのか?)でしたが
こんな現場に立ち会うことができて、幸運でした。
この頃はストレスとかなくて、幸せな時間だったなあ・・・
半年後に再就職に失敗してしまいますが、そんなことは想像もせず
未来に希望ばかりを描いていました。
苦かった思い出も今だから笑って言える。中島みゆきの「時代」そのまま。
それでも
10年前の3月、おがみ山から名瀬港を見ていたあの時の昂揚感は
他に得難い体験でした。
落ちるのは嫌だけど、またそんな気持ちになれたらなあと、ちょっと思いました。
*
桜の満開がない奄美にいましたが
ちょうどその頃、ケツメイシの「さくら」をよく聴きました。
それからでも、10年なんだなあ。
こればかりは「あっという間」を、実感。