2012年 05月 17日
20年前のノート
このノートを出すのは、多分はじめてじゃないかなあ。
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文系三教科の中でも日本史が好きでした。
もともと歴史は好きだったけど世界史はまったく駄目でした。
日本史だって超暗記科目だったし史料問題とか簡単じゃなかったけど、
できるだけ死角を作らないように意地で勉強していました。
サブノート作りは一見無駄の多い作業でもありましたが、楽しかったです。
写真下のノートは現代史の分野で3年の秋ごろに書いていたもの。
本当はもう問題演習を繰り返す時期のところ
トロトロとノート作りなんかしていましたが、
丹精こめて?作ったものは
記憶に留まるところが大きかったようで
結果的にはうまくいったものだと思っています。
卒業式のあと
絵が上手だった同級生に無理を言って
4冊あるノートの裏表紙すべてに
写真上のような絵を描いてもらいました。
平安期から始まるこのノートには、
同時代の荒廃した都を舞台とした「羅生門」のワンシーンを選んでくれました。
他のノートも、例えば江戸時代期には新撰組、近現代には南満州鉄道、と
描き分けてくれて感動しました。
そんな彼とも、それこそ20年会っていませんが元気にしているのでしょうか。
実は未だにこのノートのお礼をちゃんとしていません。
一杯御馳走する程度では足りないと思いますが
また会えるときが来たら その時こそ、
なんて思いながら、ここに載せてみました。
同じ労力を英単語とか古典の文法とか覚えるのに
使ったほうがよかったかもしれないけど
受験勉強なんて、飽きますからね、
半分遊びだったのって日本史ぐらいでした。
絵は卒業アルバムのページも描いてた
カトウヒサヤ君の作です。