2011年を写真とともに振り返る（１）3.11以前

今年のことをそろそろ振り返ろうと思いますが
例年とは桁違いに、いろんなことがありました。
僕の1年間とはいっても、根元には、東日本大震災のことが必ずあります。

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もちろん、年が明けた当初は地震のことなんて想像もせず、
ただ僕自身の肺近くの腫瘍摘出が、最初の大きな出来事となります。

腫瘍があっても、日常生活はなんら変わるものでもなくて
普通に暮らして、食べて飲んで歩いて、の日々でした。
今振り返っても、手術前と後で大きな変化があるとは思えないでいます。
それはそれで、ラッキーだったと思います。
摘出したら歩けなくなったとかだったら恐ろしいことで。


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3月9日に、入院しました。
あの日は、意外に緊張もなく
さめた焼肉風ナントカを食べて、テレビをちょこっと観て
普通に寝ました。
明けて10日、朝からご飯も無しで
背中からいろいろ打たれて
ああいよいよだなあと思い始めた頃にツマやらうちの両親やらが来て
チッ面倒くせえな、とか思っている間もなく
正午ごろに先生（主治医・執刀医）に呼ばれて
歩いて手術室へ。
そこで僕はいきなり全裸にされて
ああ、輪姦される・・・というか寒いよ・・・と思っているうちに
手際よく眠り薬（麻酔）を仕込まれて、気がついたら手術終了。
でもチンコに管が刺さってて（カテーテル）あれは酷かった。
抜いてもらったけどそのあと排尿できず
結局また刺されてこいつら全員殺すとか思うぐらい辛かったです。

救命センターから出るまで（3月11日午後2時ごろ）は、
排尿に加えて麻酔切れの傷み、加えて他にやることがなくて時間経過が異様に遅くて
精神的にもやられてしまいましたが、ピークはそこまででした。

個室に移動となって、救命センターの鬼のような看護師連中からも解放されて
でも相変わらず家族が邪魔で、
いろんなところに針は刺さったままで（鼻にもチューブがささってた）
本当にどうにかならないかなあ、とか思っていたのが


3月11日の2時半すぎでした。