季節外れなのに「マツタケ」という本を借りました。
小説でもキノコの採り方でもない、アナ・チンさん(米国)という人が書いた、マルチスピーシーズ人類学の範疇に入る本です。真面目に読めばアントロポセン(人新世)や持続可能社会へのヒント等を得られるかもしれませんが、30ページぐらいから面倒くさくなってマツタケというキーワードだけを拾い読みしてきました。それもきつくなって読むのを諦めた。
いいんです図書館で借りた本だし。相互貸借で借りたけど。
そういうわけで殆ど何も得られず読むのを諦めた「マツタケ」ですが、せっかく本を借りてまでマツタケに興味を持とうと思ったくらいなので、ここでみんなも知ってるレベルのメモを残します(本でなくてウィキペディアから)。
・日本では高級キノコとして珍重されるが海外では不快な臭いとみなされることが多い
・アカマツ林の尾根から中腹にかけての痩せた乾燥気味の土地に良く生える
・落葉樹の葉がたくさん落ちているような栄養分の多い土地には生えない
・地表からわずかに顔を出したものを採取しないと香り・味で劣る
・かつて日本では「松茸列車」などという貨物列車もあるほどよく取れた
・松の葉を燃料肥料として利用しなくなり手入れされなくなったことでマツタケ環境が悪くなった
・長野県と岩手県が圧倒的に生産量が多い(西日本は近年激減)
・マツタケの夢は凶夢/二股のマツタケを食べると双生児が生まれるという俗信あり
・多量に食べると吐き気がする程度に弱毒性あり(そんなに食べる機会はないが)
あと、広島では原爆投下で荒廃した土地に、マツタケだけが生えたとか。
僕はマツタケの匂いがどうも好きになれません。土瓶蒸しは「700円くらいなら食べてもいい」けど1万円近くだして1本買うなら寿司か焼肉を選ぶ、その程度です。
でも僕のことは正直どうでもよくて、むしろたかがキノコにみんな魅せられるんだねえと感心するほかない、というか。著者のチンさんのように環境や文明と括りつけながらマツタケを語る熱意が少し羨ましくもあります。まあ、不思議な植物ですよね。
マツタケ山の保有者って家族にも場所を教えないらしいです。もはやヘソクリ状態。
なんかもう少し簡単な本でマツタケのこと知りたいなと思いました。この本を理解できるのはよほどの読書好きかマツタケ狂いじゃないかな。